VFCより、ナイツアーマメント社 正式ライセンスの M110K1 ガスブローバックが登場!オルガエアソフトでも販売開始!
ハイクオリティな質感と高い射撃性能を誇るエアガンメーカー VFC ( Vega Force Company )より、軍用セミオートスナイパーライフルである KAC M110K1 がガスブローバックライフルで登場した。
VFC は KAC ( Knight’s Armament Company : ナイツアーマメント )と直接ライセンス契約を交わしており、今までも数多くの KAC ライセンス製品をリリースしているが、今回発売された M110K1 は2020年に登場した M110 SASS の後継モデルとなる。
M110 SASS と M110K1 の違い
M110 SASS と M110K1 の違いは大きく3つ。
1つ目はバレルレングスが20インチから16インチへと短くなり、サイズダウンしている。アウターバレルは長さだけでなく形状もディンプルバレル(多数のくぼみが施されたバレル)へと変更され、取り回しの改善だけでなく軽量化も図られている。
2つ目はハンドガードの変更だ。 M110 SASS で採用されていた URX2 12.5″ から M110K1 では URX3.1 13.5″ へとアップグレード。長さを伸ばして使い勝手を向上しつつ、余分な20mm ピカティニーレール が排除されることでこちらも重量軽減に貢献している。
3つ目はストックのリトラクタブル化。 M110 SASS ではバットパッド調整式の固定ストックだったが、 M110K1 ではバッファーチューブ+伸縮式ストックに変更されている。VFCガスブロではライセンスの関係からクレーンストックが装着されるが、アメリカ軍納入モデルや実銃クローンでは MAGPUL ACS や CTR が一般的なようだ。
KACライセンス品のためディテールや刻印もリアルで、ミリタリー好きなサバゲープレイヤーにも満足して頂ける仕上がりだ。実銃同様、セミオートオンリーとなる点も付け加えておこう。
強烈なリコイルは健在
2020年に KAC M110 SASS が登場した際、一番驚いたのはこの大きなボルトキャリアが HFC134a ガスで難なくバキバキにブローバックしていたことだ。ボルトキャリアはアルミ製を採用しているため動作性が良いのはわかるのだが、それにしても7.62mm仕様の巨大ボルトキャリアがこうも鋭く動くと、その迫力たるや半端ではない。
その様子は オルガエアソフト のYoutubeチャンネルでも反響が大きかった。
ダブルタップするのもやっとなほど、リコイルが大きいことがお判り頂けるだろう。
KAC M110K1 でもこのブローバックエンジンは健在で、動画と同様に強烈なリコイルを発生させる。内部パーツを見る限り変更された内部パーツは、固定ストックからバッファーチューブへと変更されたことに伴うリコイルバッファーくらいで、そのリコイルバッファーもコンパクトながらハイスピード仕様のユニットとなっている。
大きな変更がない=既に完成されている
という VFC の自信の表れとも言えよう。
KAC M110K1 とは?
M110K1 は、アメリカ各軍で導入された KAC SR25 をベースとした軍用セミオートスナイパーライフル M110 SASS に改修を加えた後継モデルだ。
KAC M110 SASS ガスブロ発売時の記事でも解説したが、M110 は中東地域の市街地戦を念頭にアメリカ軍で採用されたセミオートスナイパーライフルだ。それまでのボルトアクション式ではテロ組織などで多用されるドラグノフに対抗し難いといった要望を汲んで選定された。
7.62×51mm弾を使用する KAC SR-25 をベースとし、命中精度をある程度確保しつつも近距離戦闘でも対処しやすい、 SASS ( Semi-Automatic Sniper System )というカテゴリにあたる狙撃銃だ。戦闘距離の観点ではRECCEライフルに通じるところがあると言えそうだ。
初期の M110 は20インチバレルに固定ストック、更には長大なサプレッサーが装着されていたため、運用上その長さと重量が市街地戦における不満点として挙がっており、その他の構造的な修繕と併せ近年では M110A1 (H&K G28E)への切り替えや M110A2 としての改良がテストされているが、 M110K1 はそれよりも以前の特殊部隊要望のアッパーキットを搭載した M110 CSASS (Compact Semi-Automatic Sniper System)系の進化と思われる。
M110K1 のアッパーはアメリカ特殊作戦軍SOCOMが計画したアップグレードキットに換装されており、マリーンレイダースなど海兵隊での特殊部隊を始め、陸軍などでも調達されているようだ。
またアメリカ海軍では、 M110K1 アッパーをさらにURX4ハンドガードへの換装、6.5mmクリードモア弾仕様に変えたアッパーグループ計画も存在するが、 M110A2 は7.62×51mm弾のはずであるため M110K と M110A は別路線のアップグレードと思われる。
まだまだ謎の多い M110K1 であるが、今後も M110 自体の運用や改良は続けられ、SOCOMの主力SASSとして引き続き運用されていくようである。
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